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お知らせ

2019/06/29

甲状腺検査学習会が行われました

5月29日(土)、会津若松市にある稽古堂にて「甲状腺検査出張説明会」が行われ、20名の方が参加されました。

講師には、福島県立医大放射線医学県民健康管理センターの緑川早苗先生、実際に検査を行っている技師の先生にもお越しいただきました。

まずは、甲状腺とはどんな臓器なのかから始まり、どうして原発事故により甲状腺を調べるのか、チェルノブイリの事故との比較などをお話しいただきました。
次に、甲状腺検査によってどんなことが分かるのかを、実際の機械を使用して見せていただきました。 その中で、甲状腺の腫瘍と言っても悪性のものは少なく、嚢胞と言われる液体が多い事、しこりと嚢胞の違いなど、分かりやすく解説頂きました。
また、福島県で行われ検査の結果について解説がありました。その結果、2次検査が必要な判定の数は多く出たが、発見の比率は他の地域と変わらず、原発事故起因だとは考えづらい事、まだ2回目の検査ですが、チェルノブイリの事故は当時5歳以下の子供に多く発病しているが、福島が年齢の上昇によって発病する人が増えていること、事故当時の放射線量の被ばく量と発病との関連が見られないことがお話しされました。
甲状腺がんは他のがんと比較して非常にゆっくり進行して死亡のリスクが低く、発病後の予後が良いがんであることの説明がありました。

そして、この検査を受ける事のメリットとディメリットを読み考え、一人一人のものさしをもって検査を受けるかどうかを判断して欲しいとの内容で締めくくられました。

この検査で、「嚢胞がある」「小さいけどしこりがある」と聞いてしまうと、お母さんは「福島から避難しなかったから」と責任を感じてしまう方もいるそうです。
甲状腺検査で行うエコー検査では、小さなしこりや嚢胞まで発見されるので、検査をすれば一定の方から見つかるものだそうです。しかし、しこりが大きくなって気づいても治る癌だとの事。

参加者からは、「子どもが受けている検査の意味が分かった。」「もっと早く知りたかった。」「甲状腺癌の特徴を知ることで考え方が変わりますね。」「原発事故との因果関係は分からないとの話だが、多くの子どもが甲状腺がんを発病している。」などの意見が出されました。

なかなか難しい問題ではありますが、甲状腺がんやこの検査の事などを正しく知って検査を受けて欲しいと思いました。


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