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報告

2019/08/08

ピースアクションinヒロシマ

8月4日(日)から6日(火)までの3日間、広島で行われた「ピースアクションinヒロシマ」に、コープあいづより3名参加しました。

4日は、午後に広島に到着し、被爆者の方から証言を聴きました。被爆後の市内の様子は原爆展などで見たり聞いたりした方もおいでだと思いますが、実際に体験された方のお話は、本当に現実的で重いものでした。同級生や先輩後輩の殆どが亡くなってしまっており、生き残った事で仲間に申し訳ないと思いつらかったこと、いまはその事を語り継ぐ責任を感じて証言者としての活動をされているとの事でした。
また、生協ひろしまの方より、平和公園の中にある数々の慰霊碑の説明を聞きました。組合員さんが勉強を行い、慰霊碑のガイドをされているそうです。公園内の慰霊碑は、それぞれ原爆の実相を語る者であり、平和への願いが込められています。

5日は、平和公園の慰霊碑めぐりと、今年リニューアルされた広島平和記念資料館での学習でした。平和記念資料館では、黒こげのお弁当や焼け焦げた服、溶けて固まってしまったガラス瓶、焼け焦げ曲がってしまった三輪車など、現物を見ることで、原爆のすさまじさを実感しました。どれも遺族の方が、同じことを繰り返さない為、つらい気持ちを抑え、提供されたとのことでした。
本川小学校にも行ってきました。ここは爆心地から一番近い小学校で、多くの子どもが亡くなりました。ちょうど、灯篭流しにつかうものを皆さんが準備されていました。みんな、平和への願いを各自の灯篭に書かれていました。これは、6日の夜の灯篭流しで使うものです。平和教育が自然と行われており、素晴らしいことだと思いました。
午後からは、全国85生協1300名の組合員さんやお子さんたち、職員が集まって「ピースアクションinヒロシマ」が開催されました。
千田小学校合唱隊は、被爆樹木カイヅカイブキ・パンフルートと合唱で、すばらしい音と歌声を聴かせてくれました。
広島市立基町高校・創造表現コースの生徒たちは、被爆体験証言者の話を聞きながら、その記憶を形に残す取り組みを、平成19年から続けているそうです。何度も何度も描き直し、双方が納得の行くものに仕上げていくそうです。そして、その事で被爆者の想いを引き継ぎ、被爆の継承者となっていきます。
広島の子どもたちは、被爆者の心を引き継ぎ、とても感動しました。
来賓には、毎年広島市の市長が参加されていますが、今年は長崎市長もご一緒に参加していただき、被爆地の市長としての言葉を頂きました。 原爆の事は、広島や長崎の事ではない。世界中が考えていく事である。原爆は過去のものではなく、今の存在している事を知って欲しい。被爆者は高齢になっており、語り継ぐ人は少なくなっている。被爆者の心を引き継ぎ、原爆がなくなるよう、世界中のみんなで考えていかなければならないとのお話を頂きました。

6日は、平和記念式典に参列しました。久しぶりの参加でしたが、若い方が多かったです。また外国からの参加者も多く、会場には約5万人が参列し、国連等国際機関、89ヵ国か国と欧州連合(EU)の代表らも出席されていました。
原爆が投下された午前8時15分、「平和の鐘」が鳴らされ、参列者全員が1分間の黙とうを行いました。 続いて、松井市長の「平和宣言」、子供代表2名による「平和への誓い」が述べられました。この内容は、広島市のHPにも紹介されていますので、ぜひご覧になってください。

生協は「平和とよりよき生活のために」とのスローガンを掲げています。生協は、「協同」という助け合いの組織でもあります。 生協の平和活動は、「わが子を戦場へ送りたくない」、「子どもたちに平和な未来を残したい」という、誰もが持つ共通の願いによって、核兵器や戦争の悲惨さなどを学び継承し、二度と戦争を繰り返さない為に平和を守る活動に取り組んできました。
「台所から平和を」との言葉があります。毎日、家族のために食事をつくり、みんなで食べる。そんな日常が続けられることが平和であり、それを脅かすのが戦争です。 平和であってこそ食やくらしの豊かさが実現されます。
生命とくらしや健康、環境を破壊する戦争に反対し、核兵器をなくす運動や平和憲法(9条)を守る運動をこれからも組合員さんと一緒に進めていくことが大切だと思います。
今一度平和の意味を考え、この幸せな日常がこれからも続くよう、一人一人が平和を願う事が大切だと思います。

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