放射能除染ボランティア活動報告
【8】伊達市保原町小蓋集会所
(2013年11月10日)
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【実施箇所】
伊達市保原町字ノ内地内 小蓋町内会集会所
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【実施日】
2013年11月10日(日) 9:30~12:30
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【ボランティア参加人数】
コープふくしま経由・・・19人 町内会・・・30人/計49人
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【関係団体】
小蓋町内会・コープ福島・伊達市放射能対策課・伊達市除染推進センター
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【作業内容】
集会所併設の広場と集会所周りの表土除去及び客土
今回の除染作業場所は、伊達市除染計画におけるCエリアの場所で、このCエリアでは表面線量3μSv/h以上の箇所をスポット除染する手法を行っていますがこの場所に該当する放射線量の箇所はありません。
しかし、町内会の方々がボランティアの方々にご協力いただき、地元の集会所を自らの手で除染するものです。
作業では3班に分かれ集会所敷地全体の表土剥ぎ取りを行いますが、過剰の剥ぎ取りは除染廃棄物を増やすだけとなるため、可能な限り「薄く剥ぎ取り」(約1cm程度)を行うことで一定程度の線量低減が図れることを確認し作業を実施します。 -
【実施内容】
- 町内会の方々とコープ福島様からのボランティアでの協働による除染作業を実施した。
- 全員で敷地に除染廃棄物を現場保管する場所の表土剥ぎを行い、表面の放射線量を確認したうえで、ボランティアの方々と町内会の方々が3班に別れて敷地全体の表土剥ぎを手作業で行った。
- 廃棄物量は除染太助と呼ばれるプラスチック製の200リットル容量の容器36本となり当初の想定見込み量を9本少なくすることができた。
- 作業終了後には町内会長の石川和雄様よりボランティアの方々への感謝の言葉と、町内会の皆様方へのお礼が述べられた。
- お昼には町内会からの汁物のご提供をいただき、集会所で昼食をとった。
- 昼食後は、町内会役員及びご婦人の方々とボランティアの方々で、市アドバイザーの多田順一郎先生を囲み質疑応答が行われた。
- 町内会の方々からは、「放射線量の測定結果が微妙に違うのはなぜか」、「原発からは現在も放射性物質が飛散しているのか」、またキノコを含め自家栽培野菜の摂取に関する質問などが出されたことに、多田アドバイザーが丁寧に答えた。
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【線量結果】
表面平均 100cm平均 除染前 0.76 μSv/h 0.54 μSv/h 除染後 0.31 μSv/h 0.30 μSv/h ※表面での測定にコリメートを施した場合の平均0.12μSv/h
※現場保管された廃棄物の線量
表面の平均線量・・・2.75μSv/h
地上1mでの1m離れた位置の平均線量・・・0.59μSv/h

作業開始に先立ち、あいさつされる石川町内会長様

集会所敷地に現場保管された除染廃棄物
集会所の定期モニタリングに合わせ、廃棄物前の放射線量を測定し写真の看板にも表示します。
